スリランカ旅行~ジャフリー・バワの建築を訪ねて②~

スリランカ ジェットウィングライトハウス 写真撮影:前尾津也子

 スリランカがリゾートだなんて、ちょっと想像しづらいかもしれませんが、インド洋の向こうはモルジブ!

打ち寄せる白い波。青く広がるインド洋。こんな椅子に座ってのんびり海を眺めているだけで、ゆったりした気分になれます。

 この写真はジェフリー・バワの「ジェットウィング ライトハウス」を紹介する際に、よく使われるのですが、実は、私はホテルの建物の中から見た次の写真の方が気に入っています。垂直な黒い柱と青い海の水平線、そして黒い床には青い海が反射して、これぞジェフリー・バワの光のマジックではないかと思えるのです。

 もう1枚の写真は、螺旋階段のオブジェ。スリランカとポルトガルの戦いを表現したものだそうですが、この螺旋階段に差し込む窓の光も、魅力的です。

 ホテルの庭からは椰子の木が見え、夜は波の音を聞きながら、月と星を眺めて庭でディナー。海岸線にもライトがないので、夜空の星が美しく見えます。「自然のままの、何もない贅沢」がここにはあるようです。

 この「ジェットウィング ライトハウス」があるのは、旧市街地が城壁で囲まれたゴールの町。

町はカラフルで、おしゃれなお店もたくさんあります。スリランカでは小学校から英語を勉強するそうで、人口の95%は英語が喋れるそうです。仏教国のスリランカの人々は穏やかで、女性が一人で町を歩いていても怖いとは感じません。そして、夕暮れ時には、城壁に家族や友達が集まって、散歩したりおしゃべりしたり・・・。そんな穏やかな団欒は、スリランカで最も思い出に残るシーンでした。

私は夏に行ったので、見ることはできなかったのですが、冬には近くでウミガメの産卵も見られるそうです。

 最後にご紹介するのは、コロンボ市内にある「パラダイス・ロード・ザ・ギャラリー・カフェ」。これは、ジェフリー・バワが事務所として使用していた建物だそうです。オシャレな家具とインテリアで、洗練された感じがしました。

 もしも皆さんがスリランカに旅行される機会があれば、ジェフリー・バワのホテルはおススメです。きっと自然を満喫して、良い思い出になるでしょう!というわけで、スリランカ旅行がジャフリー・バワ一色になってしまいましたが、次回は、スリランカの遺跡をご紹介したいと思います。

<写真撮影:前尾津也子>